ヘルパーと利用者様、何を話しているの?
訪問介護の仕事というと、
食事介助、入浴介助、排泄介助、外出支援。
そんな「介助をしている場面」を想像される方が多いと思います。
もちろん、それも私たちの大切な仕事です。
でも、長い時間を一緒に過ごす中では、それ以外の時間もたくさんあります。
テレビを見たり、映画の話をしたり、昔の話を聞いたり。
では実際、ヘルパーと利用者様は何を話しているのか?
今日は、そんな何気ない日常のお話です。
「定点カメラ」って、おもしろいの?
ある日、
「今日は一日、家で過ごそう」
と決めた利用者様。
のんびりYouTubeでも見ようということになりました。
何を見るのかな?と思って検索画面を見ていると……
「定点カメラ」と検索。
「うそー!」と心の中で思いました(笑)
定点カメラって、同じ場所をずーっと映している、あの映像です。
「これ、何がおもしろいんやろ……?」
なんて思いながら一緒に見始めたのですが、
これが意外と……
楽しいのなんの!
「あ、車きた!」
「この人どこ行くんやろ?」
「今日めっちゃ人多いな」
「こっちは雨降ってるで!」
気付けば、どんどん会話が広がっていきます。
特別なことは何も起きていないのに、不思議と話が尽きません。
定点カメラ。
利用者様に教えてもらった、意外なおすすめコンテンツです(笑)
一度見てみてください。
意外とハマるかもしれません。
マイケル・ジャクソンから話が止まらない
先日は、利用者様と一緒にマイケル・ジャクソンの映画を観に行きました。
当然、その後しばらくはマイケルの話題です。
「映画よかったなぁ」
から始まって、
マイケル・ジャクソンの昔の映像を見たり、過去について調べてみたり。
利用者様はというと……
マイケルのポップコーンバケットをメルカリで購入されていました( ´艸`)
またそこから話が広がります。
マイケルだけではありません。
昔の歌手、俳優、芸能人。
「あの人、最近見いひんな」
「今何歳なんやろ?」
「ちょっと調べてみよか」
スマホを取り出したら最後です。
そこからまた別の有名人が出てきて、気付けば最初に何を調べていたのか分からなくなっています(笑)
でも、こういう時間が楽しいんです。
昔の神戸を二人で探検
これは、利用者様から教えていただいたものです。
昔の神戸の地図と、現在の地図を見比べることができるアプリがありました。
「こんなんあるで」
と教えていただき、一緒に見始めました。
すると、
「ここ、昔はこんなんやったんや」
「この道なかったんやな」
「ここに○○があってな」
と、次から次へと話が出てきます。
私も神戸で生活していますが、知らないことばかり。
気付けば二人で夢中になって地図を眺めていました。
利用者様の昔の記憶と、今の神戸の街が地図の上でつながっていく。
なんだか、とてもほっこりした時間でした。
何でもない時間も、訪問介護の日常
こうして振り返ってみると、
何か特別なことをしているわけではありません。
定点カメラを見る。
映画の話をする。
昔の神戸の地図を見る。
ただ、それだけです。
でも、長い時間を一緒に過ごす訪問介護では、こうした何気ない時間も大切だと思っています。
一緒に笑ったり、
「それ何なん?」
と興味を持ったり、
逆に利用者様から知らないことを教えてもらったり。
支援する側、される側というだけではなく、一緒に過ごす時間の中で少しずつ関係ができていきます。
介護というと、「何をしてあげるのか」が注目されることが多い仕事です。
でも実際の現場には、一緒に何かを楽しむ時間もたくさんあります。
そして時々、「これ、仕事中やったな(笑)」
と思うくらい、ヘルパーの方が夢中になっていることもあります。
そんな何でもない時間も、私たちが好きな訪問介護の日常です。
さて。
次の訪問では、利用者様から何を教えてもらえるのでしょうか。
とりあえず……
定点カメラは、一度見てみることをおすすめします(笑)
